あっちゃんの地平線

（４０代主婦）


最近中学生になる息子が　
私のことを「お袋」と呼ぶようになりました。
今までは「ママ」と言っていたのに・・・。

この間なんて友達の家で髪を茶色にして帰ってきました。
息子の変化に私は動搖を隠し切れません。

息子がこのままどんどん変わってしまうことが
私には心配でたまりません。



あっちゃん


フム・・・。「お袋」か。
心配するなお前の息子がオトナになってきている証拠だ。
漢とは成長するに従い、母親が敵となるのだ。

なぜなら漢には人知れず守っているものがあるんだ。
絶対に母親に見られたくないものがたくさんな！

そう、ベットの下やテレビの裏などに隠してあるんだ。

しかし母親は我々の苦労など気にもせず、ヒョイヒョイと
それを見つけ出し、あげくの果てにきちんとまとめて
机の上に置くという辱めを与える始末。

まったく「ママ」などと呼べるはずがないではないか…。

いいか、お前はまず俺の店に来い！
そしてあっちゃん塩ラーメンを食え。

思春期の漢の汗の味を知れ！
（塩ラーメンはとてもおいしくて、そんな汗の味はしないがな）

スープの飲み干して完食し、反省したら俺がいろいろ教えてやろう。

一番いいのは夜、息子を一人にしてやることだ。
まず、グレることはない。

何？出かける用事がないだと？

バカもん！

あっちゃんに焼き鳥を食いにくればいいだろう！
夜は女性限定のサービスでデザートを出しているからお得だぞ！




  

（稲里町　在住　４０代　会社員　男性）


こんにちは。

１００年に一度といわれる大不況のあおりをくらい、
会社でも夏のボーナスはカットされ、毎月の給料も減りました。
おかげで奥さんはカンカンで、
私のお小遣いも月に一万円になってしまいました。

こんな少ないお小遣いで私はどうすればいいのでしょうか・・・。




あっちゃん


いいか。
漢はやせがまんだ。
たとえ財布に１０円玉しか入ってなくとも
堂々と道のど真ん中を歩くんだ。
背筋をピンと伸ばしてな！！

何！
貴様一万円も持ってるのか・・・すごいな！！

だったら何も言うことはない。
とにかく俺の「あっちゃん」へ来い！
話はまずそれからだ。

今ランチ５００円をやってるから、何も心配いらない。

醤油&塩らーめんに　おにぎりか煮たまごかミニサラダ
このうちの一品を選べて５００円という
お得サービスをやってるんだ！！

いいか、この不況のさなか　こんなことやってるから
俺の財布には札がないんだ。

相談料として　残りの９５００円納めてくれても良いぞ。

待ってるぞ。





  

（５０代　女性）

あっちゃん、相談させてください。
うちの夫なんですが、高校生の娘を溺愛するあまり、
娘の携帯を覗き見しているようなんです・・・。

子どものプライバシーに
親が関わってはいけないと私は思うのですが、
夫は聞き入れてはくれません。

先日も娘が友達と出かけると聞きつけた夫は、
コソコソ後をつけたりしていたそうで、
友達に気味悪がられたと、娘が私に泣きついてきました。

どうしたら夫をなだめられるでしょうか



あっちゃん


漢が夢中になれるもの・・・。
そう、女か酒かバクチだ。
あんたのダンナはもう奥さんじゃなく娘に興味があるんだな。

だったら話は簡単だ。

まず「あっちゃん」に来い！
酒だ！ダンナにあっちゃんにまず寄ってもらうんだ。

ウチにはうまい酒、特に焼き鳥にあう焼酎が豊富にある。

これをグイっと！　肉厚ジューシーな焼き鳥！
もう娘のことなんて忘れちまうだろうよ！

でも心配するな。
娘にはこの俺が以前にも増しベットリとストーキングさせていただくから。

ダンナも安心だろ。

我ながら名案だと思うぞ。






  

＜19才　女子大生＞

あっちゃん、はじめまして。

私は今、同じテニス部の先輩に片想いしています。
自分の想いを伝えて、
できれば付き合いたいなと思うのですが
先輩は他の女の子からもすごく人気があって競争が激しそう…。

あっちゃん、私の恋を成就させるいいアドバイスをください。




あっちゃん

世の中、どこへ行っても競争だな。
俺も日々競争だ…。全く嫌になるよな。
人に勝ったとか負けたとか。

ただし、お前のように他人とではない。
そんな甘っちょろいことではない。
本当の競争とは己自身との勝負なんだよ！

とにかくつべこべ言わず店に来い！
話はまずそれからだ。

サイドメニューも充実していて、
やきとり以外にもおいしいものが盛りだくさんだ。

何？俺自身の勝負か？
生え際だ！そうだ！
日々善戦しているんだ。

髪が後退したら女の子の取り合いに
勝てなくなっちまうかもしれないだろ。

おまえが俺と付き合ってくれるなら、
その戦い考えてもいいがな…。




  

若者Y　（２７歳女性　長野市在住）

こんにちは、あっちゃんさん。
私は今、悩んでます。

実は、彼氏に内緒で他の男の子とHしてしまいました…

彼にはバレてないんですが、罪の意識から逃れられません。
どうしたら良いでしょうか？


あっちゃん

嘘か…罪か…

心配することはない。
「女の嘘を許してやるのが漢」、そう、本物の漢なのだから。

その彼が本物なら、君の罪を笑って許すはず。

かく言う私も、歴代の彼女たちの浮気を許してきたが、不思議なことに毎回こう言われるのだ。

「いや、私、あなたとは付き合ってないから」、と…

もちろん私はその嘘も笑って許す。
なぜなら私は本物の漢だからな。

ただ、どうしても心配なら、私の店「あっちゃん」に来い、相談に乗ろう。
夜は女性限定のサービスをしているぞ。

ただし、もう浮気はいかんぞ！

漢とは、傷つきやすいのだ。
そう、やせ我慢をしてるんだ。

ただ不器用なだけで何もできず、ぐっとこらえているだけなんだ。
そこを忘れるな。
  

若者M　（安茂里在住　男性２４歳）

ちわっす、あっちゃん！！

俺は今、落ち込んでます…
最近後輩が出世して係長になり、俺の上司になってしまったんです

もう悔しくて夜も眠れません。


あっちゃん

ほう…出世か…
貴様はまだ何もわかっていないようだな。
社会とは、何も上へ行くことが全てというわけではない。

例えば…今まであっちゃんの店のランチでラーメンのみだったのに、煮タマゴをトッピングして食した
それこそが出世ではないのか？

チャーシュー、メンマなどをさらにトッピングしたら、もう大出世、選りすぐりのエリートなのだよ！！

たかだか後輩が係長になったくらいで落ち込む必要がどこにある。

とにかくランチに「あっちゃん」を食いに来い！
そして、全てのトッピングをしてみろ。
お前はもうその日からエリートだ！大出世だ！！

その際に、その後輩も連れて来い。
やつにおごってもらえば良いだろ、お前の上司なのだからな。





  

若者R　（長野市在住　女性25歳）

　同棲中の彼氏の、３度目の浮気が発覚しました

もう耐えられません

どうやって報復すればいいと思いますか？？


あっちゃん
　
　ほほ・・・ほほほ。浮気かい、しかも３回も

許せん男だな！しかしだ。そいつをかばう訳ではないが、男は、山がそこにあれば登る。

ただ、それだけだ。

その山が、その男の場合、たくさん見えるのではないか？

だから、おまえも、難攻不落のチョモランマみたいな女になれ！そうすれば、その男は、おまえに、あの手この手で登ってくるだろう。しかも、何回もな・・・

とにかく、おれの店に来い！それも夜だ！そして、焼き鳥を食せ！１本１２０円からあるし、あっちゃん特製にんにくダレをつけて、至福のときを味わいに来い！話はまず、それからだ。

それと、もし、おまえがおれのタイプだったら、そんな登山家ほっといて、おいしい焼き鳥を焼き、そして最高のラーメンを作る、あっちゃん。おススメするぞ




  

少年K (長野市在住　１０歳）

　この前、学校のテストで０点をとって、お母さんに怒られてしまいました

とても悲しいです

だけど、ぼくが今勉強していることは、大人になってから役にたつのでしょうか・・・？



あっちゃん

　0点か・・・やるじゃないか少年！たいしたもんだな。

いいか、0点をとることは決して悪いことではないのだ。むしろ必要なのだ！

世の中には、0点をとる奴がいなければ、100点をとるやつもいない。

嫌な役目を自ら進んでやるとは、あっぱれだ

よし、気に入った。お前、まず、家の店に来い！お前には、お得なランチセットをごちそうしてやろう。

これは、店で、大人気のチャーシュウまぜまぜごはんに、好きならーめんと合わせて、総額50円引きと、驚きの

サービス価格で提供しているのだ！！

世の中には、無駄なことなど何もないのだ。

いいか・・・動物のきりんは知ってるな？きりんの角は、角はな・・・とっても硬いんだ。

とにかく、店に来い。話はまず、それからだ。  

若者P　（長野市在住　25歳　男性）
　僕は貧乏で、家の天井から雨漏りがしているのに、修理もできません・・・

　これから梅雨の時期が来ると言うのに、いったいどうしたらいいのでしょうか

　お願いします、助けてください


あっちゃん
　そうか・・・この、ご時世に雨漏りに苦しんでいるなんて、なんて貴様はついているんだ

中々できない経験だぞ。いっそ屋根を取ってしまったらどうだ！

そう、家も、身も、心も、オープンだ！きもちがいいぞ～　だだし、パンツまでは脱がないようにな・・・

それは、おれはゆるせても、国家がゆるしてくれないからな。

まあ、金がないのは、この俺も一緒だ。気にするな。

とにかく、そんなお前は、家の店のランチに来い！まず、話はそれからだ！

醤油ラーメンがなんと、490円で食せるのだ！

昔懐かしい味を、お財布にやさしい値段で提供しているからな。

  

若者A　(長野市在住男性27歳）
　
　３年間付き合っている彼女が最近「そろそろ結婚したい」と言いだしました。
彼女は僕よりも４つ年上で、周りの友達はほとんど結婚して子供もいるそうです。
僕としては結婚はもっと先にして、もう少し遊んでいたいなと思っています。

でも彼女は「結婚しないなら別れる」と言っています。
結婚はまだしたくないし、かといって別れるのも嫌なんです。

あっちゃん、僕はどうすればいいのでしょうか？


あっちゃん

　ほほう・・・結婚か。

それにしても、お前は女にそこまで言われて、まだ遊びたいだと

なんてぜいたくな・・・う、うらやましい・・・

よし、お前、とりあえず俺の店に来て、あっちゃん自慢の塩ラーメンを食いにこい！話は、まずそれからだ。

そのときは、その彼女を俺に紹介しろ！もしその子が俺のタイプでなければ、四の五の言わず結婚しろ。

ただ、もし、俺のタイプだったら彼女と別れることをすすめるがな・・・